FXのフラッグ・ペナントとは?【テクニカル分析】

2020年02月22日

FXにおいてエントリーする際のサインの一つとしてチャートパターンを利用すると非常に便利です。


チャートパターンとは、ロウソク足が時間の経過と共に作りだす形状のことです。


一定のパターンが形成された時に起こりやすい特有の動きを根拠として、エントリーする際のサインに役立てることができます。


チャートパターンは「トレーダーの心理」が現れるものとして相場の方向性を示してくれる有効な分析方法です。


ただし、チャートパターンだけを理解しトレードしていれば勝てると言うことではなく、相場環境を把握した上で取引を行う必要があります。


天井圏や底値圏で起こりやすいチャートパターン、トレンドの踊り場で起こりやすいチャートパターンなど、相場の動きの中で総合的に判断しながら方向性を見ていくことで機能します。


また、チャートパターンを把握するには、水平線やトレンドラインなど、チャート上にラインを引くことも重要なポイントです。


水平線は比較的簡単に引くことができるのですが、トレンドラインは高値切り上げ、安値切り下げと言ったチャートの動きを把握しなければいけないため、慣れていない方は練習が必要です。


今回は、バイナリーオプションを攻略する精度を上げるため、トレンドラインの引き方とチャートパターンを利用したエントリーの考え方について説明していきます。

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トレンドラインの引き方

上昇トレンドの最中であれば2つの安値となる点を結ぶことでトレンドラインを簡単に引くことができますが、何処の安値を結ぶのかがポイントになります。


トレンドラインは、トレンド状態であるロウソク足に対して斜めに引くラインなので、まず「トレンドの定義」を理解する必要があります。


上昇トレンド

高値と安値を切り上げている状態


下降トレンド

高値と安値を切り下げている状態


したがって、上昇トレンドであれば「直近の最安値とその次に高値を更新した起点となる安値」を結びます。


トレンド形成に貢献した起点を結ぶことがトレンドラインを引く重要なポイントです。

重要なチャートパターン

ダブルトップ・ダブルボトム

ダブルトップとは、アルファベットのMのような形状となるチャートパターンです。


2つの山が同じ位置で跳ね返されていることから強いレジスタンス(抵抗)があると判断することができるため典型的な反転のサインとなります。



2つの山に挟まれた谷となる点に引いた水平線を「ネックライン」と呼び、ダブルトップ形成後にネックラインを下抜けることで売りサインとすることができます。


ネックラインを下抜けても、もう一度、ネックラインまで戻ってから再度下落すると言うパターンが多く見られるため、このネックライン抜けの戻り売りポイントが最も有効なエントリーポイントになります。


ただし、相場環境も必ずチェックしておくことが重要です。


中長期で見たときに下降トレンドであったとしても短期的な上昇があり、そこでできたダブルトップであれば非常に信頼できる反転サインとすることができますが、中長期で上昇トレンドであればダブルトップができたとしても、またすぐに切り返すことも考えられます。


ダブルボトムはダブルトップの逆の考え方となります。

フラッグ

フラッグとは、波動における高値側と安値側で引けるトレンドラインが並行となる形状で、その名の通り旗に似ているチャートパターンです。


主にトレンド状態において、調整の波動でフラッグを形成することが多く見られます。



例えば、相場が上昇トレンド状態の場合、調整として一旦下落する動きのときに、高値と安値を共に切り下げる短期的な下降トレンド状態でフラッグを形成するケースです。


フラッグを形成後は、元のトレンド方向にトレンドラインを超えて進むパターンが多くなります。


フラッグの天底でエントリーできた場合、短期的に見ると逆張りになりますが、中長期的な広い視野で見ると押し目買い、戻り売りとなります。


実際、フラッグを天底でエントリーすることも不可能ではありませんが、フラッグを形成するトレンドラインを超えてきたら調整終了と見てエントリーを検討しても構いません。


例えば、上昇トレンド中にフラッグを形成しながら下降してきたとき、フラッグの上下にトレンドラインを引いて待ち構え、その後上側のトレンドラインを超えて上昇する動きがあった場合に買いでエントリーする準備をします。


もし逆方向に抜けた場合は見送りです。


フラッグの特徴として、一旦トレンドラインを超えたとしても、その超えたトレンドライン近辺まで戻ってくるケースが多く見受けられます。


したがって、フラッグの場合はトレンドラインを超えからの押し目買い、戻り売りが有効なエントリーポイントになります。

ペナント

ペナントとは、高値を切り下げながら安値を切り上げる先に連れて細くなる形状で、上下に引いたトレンドラインは細長い二等辺三角形となり、その名の通りペナントに似ているチャートパターンです。


フラッグと同様にトレンド調整波の最中にできたペナントを狙うと効果的です。



例えば、上昇トレンド状態のときにペナントを形成しながら調整している場合、トレンド方向に抜けたらエントリーを行います。


フラッグの場合は、トレンドラインを抜けても戻ってくる傾向にありますが、ペナントの場合は、トレンドラインを抜けた後、そのまま走ることが多くみられます。


飛び乗りとなってしまうためタイミングが難しくなりますが、抜けた後のちょっとした押し目を狙っても良いでしょう。


ペナントに似たチャートパターンにトライアングルがあります。


三角保ち合いともいいますが、上下の一方が水平線となる三角形です。


上側が水平線で下側が上昇トレンドラインとなる形状をアセンディングトライアングル、逆をディセンディングトライアングルと言います。


アセンディングトライアングルの場合は安値を切り上げているので、結局は上値を押さえられていた水平線を突破していくケースが多くなります。


突破後は一気に走ることも多いため、飛び乗るか突破後のちょっとした押しを狙うかと言うことになるでしょう。


ディセンディングトライアングルはその逆となります。

まとめ

FXのエントリーとしてチャートパターンを活用すると非常に有効です。


しかし相場環境をしっかり認識した上でという条件付きになります。


上位足のレジスタンスやサポートになるような節目となるポイントでチャートパターンが出現した場合、強いサインと判断して自信を持ったエントリーを行えます。


チャート上にトレンドラインや水平線を引くことは、チャートパターンの把握や節目となるポイントを掴み易く、また、相場環境の認識にも役立ちます。


是非ともFXのエントリー根拠として取り入れて見て下さい。


「そんなこと言ったってすぐ実践できそうもないぞ、、、」


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